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請関水産TOPページ
請関水産にまつわる話
魚をおいしく召し上がっていただく。
私たちが目指すことは、シンプルにただ一つ、「おいしく召し上がっていただくこと」にあります。
日本各地の貝塚から魚骨や貝殻が出土していることから分かるように、
私たちの遠い祖先は食料として古くから魚を利用してきました。
稲作とともに弥生文化との関わり合いのなかでアジアとの接触を機に誕生した魚食文化。
その後、地方料理を出発点とし、漁労技術の発展、さらには調理技術の発達とともに
それぞれの歴史の糸を縒り合わせ、寿司、刺身などの日本食文化が生み出されました。
例えば刺身は、室町時代にその端を発し、
ごく一部の限られた地域でしか食べることができなかったといいます。
それらは長い長い、歴史の変遷を辿ってコールドチェーンの整備が進んだ現在、
私たちの食卓に並ぶようになりました。
現在の食文化へのその道のりを思うとき、私たちの祖先が自然と向き合いながら、
知恵や工夫を想像を超えるほどに積み重ねてきたであろうことに改めて畏敬の念、
感謝の思いを抱きます。また魚食文化はお正月や祭りごと・お祝い事など、
地域ごとの様相を今に残し伝え、人々の生活、人生における節目と隣り合わせで歩んでまいりました。
私たちは、日本人と魚介類の古くからの深い縁、縒り合わさった糸をたすきに、
「魚をおいしく召し上がっていただく。」その一心で、
先人達が長い歴史とともに築きあげてきた魚食文化を通した、
食生活の喜び・楽しみの創造に真摯に取り組んでまいります。
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